駅灯り [小さな旅]
駅員さんのいない無人駅 乗降客のいないホーム、乗客のいない車両…。
ない ない 尽くし の寂しい駅ですが、
暗闇に灯る列車の明かりを見た時、ほっとしました。
前記事の雪山からトンボ帰りで南房総へ出張し、
ひと味違う里山の冬を味わってきました。
房総半島は海のイメージが強いものですが、
内陸はとても山深く、人家もまばら。
街灯がないので、クルマのライトを消すと漆黒の闇に包まれます。
帰り道、普通に国道ルートを戻るのではつまらないので、
細い謎の道にチャレンジしたら、似たような山道をどうどう巡り。
駅の灯りを見た時、ひさしぶりに人里に下りて来たような気持ちになりました。
灯りに導かれて、上総中野駅の駅舎へ向かい一休み。
しばらくすると、笛の音と共に列車が発進。
遠ざかっていくディーゼルの唸り声とレール音。
タタッ!タタッ!と、
赤いランプが、夕闇に吸い込まれていく。
近々、こんなマイナーなローカル列車に乗って
旅にでたいものですね。
最近は、クルマやバイクばっかし、イカン イカン。
今年は、レール&ライドの輪行を復活したいとつくづく思いました。
<おまけ>
マイナーなローカル線の旅に想いを馳せていたら、
なぜか心が、ローカル線から寝台夜行列車へ動いてしまいました。
そして、まったく脈略がないのですが無性にギネスが飲みたくなり、
近所の24時間営業の酒屋へ出掛けて買ってきました。
陶器のグラスに注ぎ、シナモンフレーバーをひと振り。
この芳ばしさ、いいね、冬の夜にぴったり。
常温でうまい“スタウトビール”片手に寝台列車の旅に出掛けたいなぁ〜。
駅灯りとは、またまた、そそられるところを攻めてきますねぇ・・・(笑)
やっとたどり着いた安堵感がひしひしと伝わってきます。
でも、安堵感に慣れると、どこか寂しい駅・・・
そういうシーンにピッタリの駅ですね。
きっと、ないもの尽くしなのが、そう思わせるんですよ。
う~ん、闇の捉え方がいいなぁ~♪
どうしようもないところへ輪行に行きたくなってきました。
一枚目のお写真・・・行き先は時空を超えそうです。
by b.b.mk2 (2012-01-31 03:23)
細い謎の道にチャレンジされたということで、夏らなまだ明るい午後の7時くらいでしょうか。
テールライトの灯がなんともいい感じです。
by tsun (2012-01-31 10:17)
b.b.mk2さん こんにちは コメントありがとうございます。
そうなんですよ、灯りを見つけた時はホッとしたのですが、
誰もいないので心細くなってきました。
これが、つねに廃線が噂されるローカル線の現実なのでしょうね。
闇に消えていく列車、忘却の彼方へ旅たって行くようにも見えました。
by 多動オヤジ (2012-01-31 10:36)
tsunさん こんにちは コメントありがとうございます。
時間は、7時ちょい前の6時50分頃でした。
まだ宵の口だっていうのに、深夜のように静まり返っていました。
人を見掛けなかったのですが、
山里の道で鹿と野兎に遭遇しました。
鹿はクルマを見ても逃げもせず、ずぅっとこちらを見ており、
睨まれているようで怖かったですね。
by 多動オヤジ (2012-01-31 10:43)
ローカル電車。なんだか温まりますね~。
函館で見た夜のローカル電車にちょっと似ていて
懐かしかったです。
遅ればせながら。今年もよろしくお願いします。
by 花笠水母 (2012-01-31 20:16)
花笠水母さん こんにちは コメントありがとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
函館のローカル線ですか、函館というだけで旅情を搔き立てられますね。
単線ディーゼルは、慌ただしい日常生活の中で、
大切なものを思い出させてくれたような気がしました。
by 多動オヤジ (2012-02-01 10:25)
夜の房総の山は街灯ひとつなく闇夜の世界、クルマがエンストなどしたら
「ゾー考えるだけで怖いですね」運転気をつけて下さい。
by takaranoumi (2012-02-01 12:30)
takaranoumiさん こんばんは コメントありがとうございます。
房総は、未開の地がまだまだあり面白いのですが、まさに一寸先は闇。
気をつけます。お心遣い、ありがとうございます。
by 多動オヤジ (2012-02-02 21:27)