房総沖を台風が通過した、凄まじい雨風と共に。
海は大時化、防波堤を砕き潰す勢いで情け容赦なく高波が押し寄せる。
自然の力の前で、我々人間は無力なはずなのだが……。
房総には、猛り狂う大自然に挑む猛者たちがいる。
勝浦 松部、岬の彼方で砕ける豪快な白波。
よく目を凝らしてみると、豆粒ほどの人影が海に浮かんでいる。
最高の波に乗る、ただそれだけのためにすべてを賭ける。
純粋なまでの気迫が、波音とともに届いてくる。
そして、勝浦 串浜 マリブ……
台風一過が連れてきた“台風一家”のカーニバル。
ありがとう。