群青時間 [海だより]
群青の海原、残照を浴びる岬。
南房総・興津 16時。冬の海の黄昏時は、どこまでも深く濃い。
海へ向かって、ルアーを投げる釣り人。
なかなか引っかからないようで、何度も何度もロットを振っている。
目指す方向は、トンビの群れのすぐ下の海面。
トンビの目に、魚の群れが見えていると読んだのでしょうか…
いくら投げても、届かない。
それでも
吹きすさぶ冷たい海風、波しぶきに真っ正面から立ち向かい
ひたすらルアーを投げ続けておりました。
海と生きるって、こういうことなのかなぁ。
2012-01-16 13:48
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コメント(6)
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きれいな海ですね^^
釣り人の根性はすごいんでしょうかね。
風が強くて波しぶきがあったら諦めてしまいそうです^^;
by nabe (2012-01-16 20:52)
nabeさん こんにちは コメントありがとうございます。
写真に撮れませんでしたが、時折、高い波しぶきが上がっていました。
風も冷たいのに、釣り人はまったくメゲません。
一匹でも釣らないと帰れないようでした。
勇気ある撤退も必要あると思うのですが…。
by 多動オヤジ (2012-01-16 23:52)
最高ですね、この世界感。
不要なものが何ひとつ写っていない。
実は捉えたのは、そこに流れるゆったりとした時間。
重ねてタイトルがまたしびれます ♪
by b.b.mk2 (2012-01-18 00:31)
おはです
群青時間って表現、いいですね☆
群青色の深い海の色に引き込まれそうです。
ルアーを投げる人が同化していますね。
そうか~
海と生きてる雰囲気、確かにそうです☆
カッコイイな~
by スマイル (2012-01-20 08:11)
b.b.mk2さん こんにちは コメントありがとうございます。
すみませんご返礼が遅れてしまい、申し訳ございません。
年明けからバタバタでブログから遠ざかってしまっておりました…。
こちらの想いを一瞬で捉える洞察眼!ご共感いただき嬉しいかぎりです。
微妙に変わる自然の表情に心を重ねる、そんな時間が好きなんですよ。
by 多動オヤジ (2012-01-28 12:38)
スマイルさん こんにちは コメントありがとうございます。
ご返礼が遅れ、たいへん申し訳ございません。
群青の海を見ていると、心が惹きこまれていきますよね。
自然への畏敬の念を感じます。
結果を求めず、ロットを振り続ける釣り人の心のゆとり、
羨ましかったですね、いつの日か僕もこんあふうに海と生きていきたいものです。
by 多動オヤジ (2012-01-28 12:44)