季節外れの紅葉 [四季の劇場]
暖流黒潮に乗ってやってくる暖かい空気に包まれ、
真冬でも小春日和のような日々が続く南房総。
まさしく季節外れのオンパレード。
上の写真は、12月10日に奥養老の粟又周辺で撮ったものですが、
ご覧のとおり、紅葉に染まるモミジだけでなく紫陽花まで咲いておりました。
渓流沿いも美しく、赤、朱、黄がとても鮮やか。
高低差の少ない房総の渓流は、流れが穏やかなので、
川面も森色に彩られ、目を楽しませてくれます。
奥養老渓谷・粟又の最寄り駅は「上総中野」駅。
1日数本しかありませんが、駅と粟又間に路線バスが走っています。
「上総中野」駅は、東京湾側からやってくる小湊鉄道と
太平洋側からやってくるいすみ鉄道の終着駅にあたり、
房総半島を縦断する乗り換えターミナル駅なのですが、
哀愁漂う無人駅なんです。
左の手前が「いすみ鉄道」で、右が「小湊鉄道」。
どちらも1両編成のレールバスです。
季節外れの紅葉を楽しんだ後は、
時代外れ?の気動車で、タタン、タタンと帰りましょう。
穏やかな水面にほんのりと映る紅葉がいい感じですね。
それに素朴な駅舎・・・ホッとします。
かたくなな思考が解されていくような心地よさ。
贅沢です。
僕もどこか行こうかな。
by b.b.mk2 (2011-12-22 23:39)
色使いでしょうか、小湊鉄道のディーゼルはカッコいいですね。
by tsun (2011-12-23 18:12)
b.b.mk2さん こんにちは コメントありがとうございます
おっしゃるとおり、日常の雑多のアレコレから、ぽわ~んと心が解放されますね。
広く知られた観光地ではないからでしょうか
房総の内陸は、穏やかな時間が流れています。
人に見られようが見られまいがお構いなし。
何に気遣うこともなく、何かを期待することもなく、
自分の時間を生きている。そんな姿に心が癒されます。
by 多動オヤジ (2011-12-25 10:26)
tsunさん こんにちは コメントありがとうございます。
小湊鉄道は、40年以上前から同じカラーなんですよ。
変わらないことの価値を知っているのか、単なる頑固者なのか、
定かではありませんが、風景に溶け込んでいます。
イタズラに変化を求めたり、新しさを追うことがベストではないことを
教えてくれます。
by 多動オヤジ (2011-12-25 10:31)